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聞くに値する意見 [思ったこと]

午前中に、本屋に行ってきた。
ここのところ、忙しくて1ヶ月近く本屋に行かず、もっぱら電子書籍だった。
本屋に行って、とても驚いた。
買いたい書籍がひとつもないのだ。

平積みされているのは、こんな(↓)感じの本ばかり。
ちょっと立ち読みしたけれど、就活に勝って、会社に入ってからも頑張りましょう、といった内容。
つまり、内容がないのだ。

20代に必ずやっておくべきこと―人生を拓く31の法則 (ワニ文庫)

20代に必ずやっておくべきこと―人生を拓く31の法則 (ワニ文庫)

  • 作者: 中島 孝志
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫



これ(↓)も、実際にビジネスの現場にいる立場から言わせてもらうと、悪いけれど情報が遅いのだ。
だいたい日本の大学で教授をしている人にイノベーションと言われても、困ってしまう。
経営学で読まなければならない書籍というのは、確かにあるのだけれど(いずれブログにまとめる)、日本の大学教授の書籍は一冊もない。

創発的破壊 未来をつくるイノベーション

創発的破壊 未来をつくるイノベーション

  • 作者: 米倉誠一郎
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2011/06/09
  • メディア: 単行本



書籍を見ていて思ったのだけれど、そもそもお金を払って聞くに値する意見というのは少ない。
「ビジネス経験はコンサルのみ、実行部隊になったことがない」そんな人の意見(これからは中国の時代、ノマドの時代、お金の時代は終わる等)はほとんど意味がない。というのも、彼らはそういうドラッカーやジャック・アタリなんかが言っている内容を繰り返しているに過ぎないから。
私も昔はコンサルの意見を有難く拝聴していたけれど、いろいろあって、「コンサル=雑音」という図式ができた。たぶん、多くのビジネスマンにとっても、勝間和代さんの活躍で、良くも悪くもマッキンゼーの化けの皮は剥がれたように思う。勝間さんのやり方って、典型的なマッキンゼーのやり方だからね。

書籍を買うときには、相手が何で稼いでいるのかをよく見ないとダメだ。最近は「ノマド(フランス語で遊牧民という意味)」という肩書きで本を出したり、講演をしている人がいるけれど、「遊牧民」という肩書きで「これからの時代を体現しています」と言われても、意味不明だ。
「何をする人なのか?」を調べてみると「『ノマド』という概念を広めるコンサル」だったりするのだから。ビジネスマンが、そういう人の意見を聞いても意味がない。

何度も書くようだけれど、コンサルのビジネスでの実行力でいうとフリーターみたいなレベル。コンサル経営者の上場会社は問題があるところばかりだ(公正取引委員会絡みのヤバい会社まである)。ビジネスとして利益を出すという点では、コンサルの意見には現実味がない。むしろ、利益をバンバン出している社長同士(異業種)で雑談するほうが、良いアイデアや、アイデアのヒントが貰える。そういえば、ある超富裕層オーナーが「ぼくの会社ではコンサル出身者は全員不採用。あいつら役に立たないから。人脈なら、ぼくが富裕層人脈を持っているしね」と言っていた。コンサル冬の時代が来ようとしている。

それにしても、本屋で書籍を見ていると、出版社の未来は相当ヤバいと思った。完全に斜陽産業だわ。高給社員に高い企業年金。財務諸表もボロボロじゃないか。S社は不動産をたくさん持っていて、不動産収入が相当あるようだけれど、K社はかなりヤバいな。
今の時代でも、出版社に就職したい学生が多いそうだ。だが、私も、私の周りの人事権を持っている人たちも、今の時代に新聞・出版に就職した人材転職市場に出てきたとしても、彼らを採用するかというと、もちろん、採用しない。というのも、時代が全く読めていないから。まぁ、弊社はもともと異業種採用しないんだけれどね。

それにしても、私の行った某有名書店には、ネット系の作家の書籍が見事なまでになかった。
高城剛、佐々木 俊尚、藤沢数希、これらの作家の本は一切なかった。
書店も思うところがあって、そうしているのだろうが・・・。
それにしても、リアル書店、おわったな。

本を買うならアマゾンor電子書籍。

「呪いの時代」内田 樹 [本]


呪いの時代

呪いの時代




「呪いは強烈な破壊力を持っています。だから、呪いを発した人間は強い全能感を覚えます。呪いに人々が惹きつけられるのは、破壊することの方が、創造することよりもはるかに簡単だからです。破壊する立場にある限り、どれほど社会的に非力な人間であっても、劇的な効果を経験できます。この全能感に、若者たちはたやすく嗜癖(特定の行動や物質に過度に依存すること)してしまいます。一度、呪いの言葉を吐きかけて、それによって他人が生命力を失い、あるいは営々として築かれてきた制度が瓦解するのを見たら、人間はもうその全能感から逃れられなくなる。その快楽なしではいられなくなってしまうのです。麻薬のようなものです。」


「人々は「あなたには無限の可能性がある」と持ち上げられる一方で、社会的にはさっぱり評価されない。現在のような劣悪な雇用環境の下で、自己評価が高い若者たちは必要以上に苦しんでいます。この高すぎる自己評価と低すぎる外部評価の落差を埋めるために、多くの人々が呪いの言葉に手を出すようになる。他人が傷つくさまや他人の評価が下がるのを見ることで、溜飲を下げる。でも、一度その方向に踏み出すと、もう止まることができなくなります。」


私は結構、それなりの方と会う機会があって、相手のことを事前に調べると大抵、ネットに悪口が書いてある。実際に会ってみると、彼らは例外なく、いい人だ。
何だかな、といつも思う。
まぁ、今の時代、一番のネットリテラシーは「バカを無視する力」なのだろう。
書いている人は、書かれている人にリストラされた人、嫉妬している人(つまり、モテない、ブサイク・不美人、貧乏、才能がない、低学歴、などコンプレックスにまみれていて、それを改善するための努力もしていない人)なのだろう。

内田氏が書いているように、ネットって全能感があるから厄介だ。
すごく素敵な人についても、2chをはじめとして否定的なことを書き込んであるけれど、実際に書き込んでいる人を特定したうえでの名誉毀損裁判などを調べてみると、リアルではショボい人しかいない。男も、女も、ネット用語でいう「底辺」だ。貧しく、学もなく、美しくもない。
「あの人、性格が悪い」と口にしている人がいたら、
私はその人の顔と学歴・年収を見る。
すると、多くの場合、悪口を言っている理由がわかる。
富裕層をはじめとして、色々なものを持つ人は付き合う相手を選ぶ。
多くの場合、「相手にされていない」というだけの話だ。

彼らは、ネットに悪口を書き込みをすることで、更に人生を貧しいものにしている。
言わずもがな、ワーキングプアで仕事がない人などの多くが、
こういう理由で仕事に付けない。
ネットで罵倒したのがバレている場合が多いのだ。
(名誉毀損訴訟目的での特定でも、実際に訴訟まではいかない場合も多い)。
そういう人を経営者は雇わない。
ネットを見ていると、いろんな点で甘い人が多いんだなと思う。

現代ビジネスの記事(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/28694)も、納得する部分が多かった。
「'80年代後半、村上春樹の小説『ノルウェイの森』がベストセラーになったとき、批評家たちが彼に投げつけた罵倒のすさまじさを僕はよく覚えています。それは一人の若くして成功した作家に対する、組織的な呪いでした。 辛辣な批判を加えた人々は、それによってさらに質の高い作品を作家が生み出すだろうと期待してそうしたわけではありません。作家に二度と立ち上がれないほどの傷を負わせるためにそうしていたのです。」
ちなみに、村上春樹氏がインタビューを拒否しているのは、この時代の罵倒が原因だと言われている。当然だ。批評家を使って、自分を罵倒させることで稼いだ文芸雑誌のインタビューなんて受けたくないだろう。

「一度、呪いの言葉を吐きかけて、それによって他人が生命力を失い、あるいは営々として築かれてきた制度が瓦解するのを見たら、人間はもうその全能感から逃れられなくなる。その快楽なしではいられなくなってしまうのです。麻薬のようなものです」

「呪いを発する人間の末路は、だから麻薬中毒者と同じように哀れです。攻撃的な言葉は相手の生きる気力を奪うだけでなく、それ以上に、自分の生命力も傷つけるからです。他人への呪いというのは、自分にも必ずはね返る。 確かに呪いは驚くべき効果を上げ、強烈な全能感をもたらすけれど、同時に代償として、それを発する者の生命力も奪い去ってゆく。そのことを中世までの人たちは常識としてわかっていました。呪いを発するにも抑止するにも専門的な知見と技術が必要だ、ということをみんな理解していた。」

いつも思うのだけれど、
呪いの言葉を吐く人よりも、呪いの言葉を吐かれている人のほうが魅力的だ。
美人、イケメン、お金持ち、御曹司、お嬢様、高学歴、経営者、
これらの人は敵意の的になりやすい。
だが、実際には、いい人が多い。

それにしても、ネットで辛辣な罵倒をしているのを見るのは、気分がいいものではないね。
そういう人を避けるには、やはり付き合う人を選ぶ以外にないんだと思う。

首都圏とそれ以外 [思ったこと]

地方で地方の人と話をして、衝撃的だったので書いておきたい。
まず、結婚について、彼ら、彼女らは
「30代で独身の男なんて売れ残り」「25歳までに結婚できない女は売れ残り」
と言っていた。
「○○さんは例外かもしれないけれど、高学歴女性とかって売れ残るんでしょう?」
とも言われた。
「それって、どこの情報?」
と聞くと
「インターネット」
だそうだ。
どうやら、2chとか、小町掲示板とかで情報収集をしているそうだ。
聞いていると、こう言っては何だが、発展途上国の若者と話をしているみたいな気になった。
東京で30代独身男女なんてザラにいる。特に、高学歴者は初婚年齢が高い。
私の周りでは、初婚年齢は35歳くらいだよ。
そして、データを見る限りでは、高学歴女性よりも、低学歴ワーキングプア女性のほうが結婚は難しいみたいだ。結婚相談所を経営している人と話をしたら、
「アラフォーで低学歴ワーキングプアの女性と結婚したがる男性は少ないよね」
と言っていた。「あぁ、やっぱり」と思ったね。
イメージと現実は違うのだ。
だいたい30代男性が売れ残りって、いつの時代の話?
30代の素敵な独身男性、いっぱいいますよ。

もちろん、彼らは豊かではない。
だが、清貧イメージとは違って、すごく悪口を言う。
あっちではAさんの悪口、こっちではBさんの悪口。
「田舎=素朴で優しい」というイメージがあったので、驚きました。
悪口って、聞いていて気持ちいいものではないし、
それに自分の心を汚すでしょう。
私の知っている悪口ばかり言う中国人は、白血病になりましたよ。
ほかにも、心ない人は胃癌になったりした。
根拠はないけれど、あまりにも酷いことをすると、
それはブーメランのように自分に帰ってくるんじゃないかな?

ほかにも、地方の人と話をすると20年、30年、時代が違うなと感じた。
私はムリです。地方。遊びに行くだけならいいけれど、住むのはムリ。

それにしても、地方の閉塞感は半端ないな。
医者の友達が「被災地で仕事しようかな」と言っていて、
周りの医者仲間+ビジネス系の私たちが情報収集。
「やめておく」と連絡が来た。

医療経営財務協会の人が書いた文章が本音すぎて笑えた。
「無医地区の、無医地区たる理由は、診療所の個人経営が成り立たない地域だからでは無く、医師の子弟の教育が困難なわけでも有りません。 そこの地域住民が悪い、殊に、自分が有力者だと思い込んでいる首長、議員、町内会長、大地主、資産家等が、馬鹿な要求や他所者扱いや三流医師扱いをするから、医師が嫌がって地区を出て行くだけの事なのです。本質的には、その地区出身の若者がいなくなるのと全く同じ理由なのです。」
http://www.izai2.net/muison.html

上小阿仁村は医者が逃げまくっていることで有名だそうだ。
すごく上手くまとまっているブログを発見。
情報収集をした友人全員が青ざめました。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20110331

国家公務員で地方転勤する友人もいるけれど、
彼らはそろいも揃って
「地方の早婚ぶりは半端ない」
「時代が違う」
「ここは発展途上国だと思う」
「早く東京に帰りたい」
と言っている。

首都圏とそれ以外って、全く別の国くらいに価値観も文化も違っているような気がする。
悲しいことだが、分かり合えない。こちらがそうしようとしても、嫉妬文化で呪われるだけ。
環境によって、世界は断絶しているのかもしれない。
そして、私たちは、私たちの世界で生きるのが一番なのだ。
関わるべからず。
そんなことを思った。


地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

  • 作者: 久繁 哲之介
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書



ユダヤ人に優秀な人が多い理由:タルムード入門 [本]

アメリカ起業家というと若くてリッチというイメージがある。
だが、実際には成功する(倒産しない)アメリカ人起業家の多くが中年以降(50代)だという。
これだけ聞くと、「やっぱりね。所詮、若造には起業はムリ」と思いがちだ。
しかし、これは単純に「中年以降の起業=下請け・孫請け」であって、いままでの人脈をフル活用しているからに過ぎない。若手の起業は、本当にゼロから作る。だから、失敗しやすい。それだけのことだ。

私は若者のアメリカンドリームに興味があって、少しだけ調べてみた。
すると、浮かんでくるのが「ユダヤ人」の存在だ。
フェイスブックの創業者も、グーグルの創業者もユダヤ人だ。
思い返してみると、
フェイスブックやグーグルとまではいかないが、
私の会った超富裕層アメリカ人にもユダヤ人は少なくない。
人口は少ないにも関わらず、起業して成功するユダヤ人は多い。
これはなぜなのだろうか?

遺伝はもちろんだけれど、一番大きな影響を与えているのは教育だ。
ユダヤ教について調べてみると、この宗教には「清貧思想」がないことがわかる。
いろいろな宗教について調べてみると「清貧思想」というのは、そもそも宗教教義であって、常識でも道徳でもないことがわかる。日本の「清貧思想」は仏教信仰の流れなのだろう。
そして、この「清貧思想」は宗教上は「私有財産の放棄」を意味する。この流れで宗教上のお布施が正当化されてきた。いまだにカルトは信者に私有財産の放棄を義務付けるけれど、これはこのような流れがあるからだ。「清貧思想」は恐ろしい思想でもある。
ユダヤ教にはこの思想はない。それどころが「お金は幸福を支える柱の一つ」とされている。
この点、きちんと説明しなければ誤解されそうだが、強欲であることが良いとされているわけではなく「きちんと稼がなければ家族を養えない」という当たり前のことを子供の頃から叩き込むのだ。そして、「最上の人間は巨万の富を得て、仲間を助ける」と教育するのだという。こうすることで、金銭欲は正当化される。
そもそも、金銭欲は食欲や性欲と同じで、何ら悪いものではない。悪いことをして稼いではならないが、他の人よりも勤勉に(学んで)働いてより多くの収入を得るのは何も悪くない。

そして、一番驚いたのが、ユダヤ人にとって、「勉強=神への祈り」だということ。
子供の頃から徹底的に本を読む。
タルムード(6部構成、63編から成る)自体がありとあらゆる内容を教える書籍だ。
これをラビが子供の頃から教えて暗記させる。
稼ぐことを正当化するだけでなく、学ぶこと、勉強すること、教育を何よりも重んじる。
その教え方も、スパルタではなく、生まれたときから本を読み聞かせて、
それをじっと聞けたら口にアメを入れるといった方法。
そのような方法で「本=美味しい」「勉強=楽しい」と潜在意識に刻み付けるようだ。
基本的に勉強して失敗しても叱らず、とにかく褒めるそうだ。

ちょっと調べただけだが、日本人の富裕層、アメリカ人(非ユダヤ人)の富裕層、そして、ユダヤ人、みんな、やっていることが同じだということに驚いた。
子供の頃から金銭教育をして、学問の重要性を説いている。
そういえば、数年前、ホリエモンも「お金の教育」について書いていた。
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry2-10498078999.html
失礼ながら、お金持ちほど金銭教育をして子供を自立させる、
このことを38歳くらいまで知らないという点がやはり成金の限界かもしれないと思った。
超富裕層の子供に対する教育は、スパルタではないが、決して放任ではない。
挑戦や勤勉に対してはしっかり褒めるけれど、怠惰や不必要な臆病さに対しては鉄拳が食らわされる。
左翼的な甘い考えによる金銭への憎悪に対しては、ご飯抜きなどの制裁で「お金がないということはこういうことだ」と身体で分からせる。
彼らの教育に対する本気度は凄まじい。

またの機会に書くけれど、種の保存という点からも配偶者選びについても彼らは秀逸だ。
ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、彼らの妻は超高学歴だ。

いつもながら、優秀な人たちからは学ぶことが多い。
ユダヤ人から学ぶものは実に多いように思う。


タルムード入門〈1〉

タルムード入門〈1〉

  • 作者: A. コーヘン
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本



タルムード入門〈2〉

タルムード入門〈2〉

  • 作者: A. コーヘン
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本



タルムード入門〈3〉

タルムード入門〈3〉

  • 作者: A. コーヘン
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本



学生の就職先について:Breaking the Bamboo Ceiling: Career Strategies for Asians Jane Hyun [本]


Breaking the Bamboo Ceiling: Career Strategies for Asians

Breaking the Bamboo Ceiling: Career Strategies for Asians

  • 作者: Jane Hyun
  • 出版社/メーカー: HarperBusiness
  • 発売日: 2005/05/03
  • メディア: ハードカバー



アメリカのアジア人の職業といえば医者と弁護士。
あとはエンジニア。
キャンパスで本を抱えて「コンピュータ・サイエンス」と言っているイメージがあるらしい。
ブロンド=バカ、アジア人=狡猾で賢い、こんなイメージがある。

そうはいっても、アメリカでも、日本と同じように「NPOに就職したい」という学生が増えているようだ。「ゆとり」みたいな考え方をする人が多いのだ。
彼らは「弱者のために仕事をしたい」と言うが、それと同時に「給料が少ないのはイヤだ」と言う。
「弱者救済」と言いながら、「まったりと高給」を望んでいる。
そこには、「正直なところ、下克上的競争で勝てる気はしない」「高給はいいけれど、激務は勘弁」という甘い考えが透けて見える。
日本でも同じだけれど、新卒でNPOに就職した人のその後は暗い。
うちの会社もそうだけれど、アメリカでは基本的に別業種への転職というのはない。
同じ職種で転々とする。ということは、最初に薄給業界に就職すると「終わり」なのだ。
ハーバード卒、プリンストン卒でNPO就職、そして、ド貧乏。転職もできない。益々「格差は悪い」と左翼化する。アメリカの某有名大学教授によると「アイビー卒で経済的に成功できるのは1割くらい」だそうだ。
日本でも、NPO人材で必要以上にプライドが高くて「お金持ちが大嫌い。でも、寄付は欲しい」という人は多い。はっきり言うと、私はNPOの人にはウンザリしていている。色んな面で甘いのだ。まともな人はNPOから転職していっているように思う。
彼らは夢見る夢子ちゃん。崇高な理想を掲げて「現実が悪い」と叫ぶ。最初から結論ありきで、自分たちと違う考え方をしている人、自分よりも恵まれた環境にいる人(特に自分の貧乏コンプレックスを刺激する人)は受け入れられない。そういう思考が原因で、「貧乏」という結果がそこにある。
学生のうちは親に養われているから、「給与の差が生活の差になる」という現実が見えない。そして、ある程度のお金がないと幸せな家庭を維持することすらできないというのが見えない。社会をしっかり見ればわかるけれど、テレビドラマとは違って、貧乏で幸せな家庭は少ない。実際には、幸せな家庭のほとんどがお金持ちの家庭だ。表には出ていないけれど、ほとんどの離婚原因は「貧しさ」が原因だ。
学生には、NPOには就職しないようにと言いたい。ボランティアと金稼ぐことは切り分けた方がいい。そもそも、赤十字などを除いて「善意による寄付を自分の月給やボーナスとして懐に納める」ということの意味を考えてもらいたい。

それから、またの機会に書くけれど、「資格で安泰」の時代は終わった。
だから、会計士とか、弁護士は避けた方が良い。
これらの会計士協会や弁護士会が平均給与を発表しているけれど、それは現実とは離れている。こういう人たちの人格的特徴は「異常なほどにプライドが高い」ということ。「実際にはサラリーマンよりもはるかに貧乏だけれど貧乏だと思われるのはイヤだ。だから、自分の収入問題を社会問題として解決して貰いたい」というもの。
こういう業界、とんでもないです。学生には勧めない。
これは日本だけでなく、アメリカでも同じようだ。ダニエル・ピンクが書いていた。

学生にお勧めの就職先は、激務で高給のところ。
若いうちに激務に慣れると、その後がラクだから。
できるだけ高度な能力を要求してくる激務をさせてくれる会社がいい。
休日には勉強しないと生き残れないくらい厳しいところがよい。

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2011年新聞・テレビ消滅 佐々木 俊尚 [本]


2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

  • 作者: 佐々木 俊尚
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 新書



佐々木 俊尚氏、とても良い作家さんだと思う。
事実を積み上げて書いている。
2012年になっても、まだ新聞とテレビは生き残っているが、それらに対する感覚は確実に変わっている。
たとえば、むかしは「新聞を読む=偉いこと」だった。だが、月4000円も支払って遅れた情報を得る非合理的な行為にしか見えない。「新聞=老人」といったイメージ。
テレビについても、私もそうだが、もはや全ての番組はHDDで録画して見ている。1人に1台テレビとHDDがある家ではCMなど見られていない。HDD録画なのでCMは飛ばしている。広告効果などない。CMを打つ理由というのは、もはや「スポンサータブー」しかない。
雑誌についても同様だ。ファッションも、雑誌のスタイリングも陳腐化してしまった。tumblerの好きなブロガー(?)を見るほうがいい。
ちなみに、最近のお気に入りはこの人。
http://ocean-breeze.tumblr.com/

佐々木さんの本はいい。
作家でありながら出版社をきちんと批判しているところが素晴らしい。
電子書籍については、確かに、日本の出版社の対応は酷いと思う。
書籍の価格について、日本は本当に酷いね。
再販制度がなぜ必要なのか、私には理解できない。
それがあることで、書籍を安価で提供できていると出版社は言い訳しているみたいだけれど、実際には違っている。
たとえば、ジョブズの書籍、
日本だとなぜだか2巻に分けられていて、1巻が1995円、2巻が1995円で合計3990円。
これに対して、アメリカだと2巻に分けられてはいない。一冊$17.49(約1346円)。
日本の出版社、消費者をナメてるね。
これを知っていて英語ができる人は、みんな、英語版で読んでいる。


スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

  • 作者: ウォルター・アイザックソン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: ハードカバー



スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

  • 作者: ウォルター・アイザックソン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/11/02
  • メディア: ハードカバー



アメリカの家具店では本棚がすでになくなってきているそうだ。製造数を少なくしているらしい。
それだけ電子書籍が普及し始めているということ。
感覚的にも、いまの時代に「やっぱり紙の書籍じゃないと」と言うのは古い。「紙の書籍=老人」なイメージがし始めている。時代についていけてないイメージ。
人間の感覚は環境によって、どんどん変化していく。

日本の出版業は一度リセットされて(バンバン倒産して)、新たな時代に入っていく。
歴史は繰り返されるのではない。産業が陳腐化してリセットされるのだ。


グレート・リセット―新しい経済と社会は大不況から生まれる

グレート・リセット―新しい経済と社会は大不況から生まれる

  • 作者: リチャード・フロリダ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/01/21
  • メディア: 単行本



ふたり歩きの設計図 [本]


ふたり歩きの設計図

ふたり歩きの設計図




この本は、とても良かった。

本書の内容を簡単にいうと、
「幸せになりたかったら、男も、女も自立していないとね」ということ。
それが著者の価値観。
私も著者の価値観に近いから、共感した。

本書に登場する「給与は全部お小遣い」という商社マンと結婚したいOLとか、
私も、著者同様に違和感がある。

夫は妻を養ってしかるべき、妻は家事をやってニコニコしていればいい。
そんな時代は終わって、それを信じていたバブルより上の世代はリストラや給与減額で不幸になっているものね。
この価値観で死ぬまでいけるのは、団塊の世代までだと思う。日本経済によっては団塊の世代も厳しいかもしれない。そんなに甘くないですよ、人生は。

「ラクした〜い」女の子とその下心を見抜けない男の子。
釣り合いが取れているといえば、取れている。
子供のいない専業主婦が昼からランチして、ネイルサロンに通っている。
タカり妻には違いないが、それで誰にも迷惑をかけていないなら、それでいい。
でも、夫に依存できなくなった瞬間に依存先を他人や国にするのはやめてもらいたい。
まぁ、私が言わなくても、
がんばって働いて税金を払って子供を2人以上産むというのが推奨されて始めている。
ということは、日本の税制そのものが「ラクした〜い」人には厳しくなるでしょうね。
自分の払った税金が怠け者に使われるのは、私はイヤです。

それにしても、夫(32歳)が新聞社勤務で妻(31歳)が専業主婦の例を知っているけれど、ああいうカップルは謎だわ。
新聞業界って、これから先30年は持たない。
そういう業界に夫が勤めていて、妻がぬくぬく専業主婦。
マスコミ業界って、こういうカップルが多いけれど、
それを考えただけで、いかに日本のマスコミが未来を読めていないかがわかる。

もっと人生と時代を考えた方がいい。
結婚って、後戻りできないから。
働いてくれる妻と家事ができる夫、この組合せでないとこれからの時代は超えられない気がする。
浪費家の女は論外としてもね。
ちなみに、女性の浪費家にかかると数億円なんて直ぐに飛ぶ。
エルメスなどでいろいろと買い物すると数千万だよ。
http://www.elle.co.jp/culture/feature/celeb-christmas-11_1207

こうは言っても、私の周りでは優秀な男性はみな、働く女性と結婚している。
妻の存在そのものが、リスクヘッジになっている。
考えなくても、おそらく生き延びられる人は考えて結婚する。
考えないと将来が暗い人は、考えないで結婚する。
これは一体、なぜなんだろう?

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努力はけっこう報われる [思ったこと]

世の中には様々な人がいて、欲しいものを手に入れられなかった人ほど言い訳が多い。
そういう者ほど、傲慢で奢っている。
酷い人になると「勝ち組は死ぬ程働いて、汗水たらして、負け組を養え」に近いことを言っている。「稼ぐ人は悪人」という人も少なくない。
「言い訳するよりも、反省したほうがいい」
そう言いたくなる人は多い。
というのも、彼らの社会保障費は、懸命に働いている高額納税者が支払っているのだから。

物事を手に入れるには、ある程度の努力が必要になる。
例えば、語学力を身につけるとき、ウンザリするくらい勉強した。
毎日、コツコツと謙虚に学ぶ姿勢がないと身に付かないのだ。
語学力は金で買えない。
もし、買えるのだったら、ドイツ語と中国語の能力を買っている。
かなり昔の話だけれど、大学受験でも、これは同じだった気がする。
コツコツとがんばる人は、みんな、有名校(東大・早慶レベル)に行った。
塾で見かけた、群れてるだけの人たちは聞いたこともない大学に行った。
その後の就職も、有名校卒者と、努力しきれなかった者とでは違っていただろう。

キャリア戦略についても同じだ。
社会人になる前に徹底的に本を読んで、財務諸表の読み方を知る必要がある。
いまだったら企業の財務諸表はEDINETで入手できる。
本を読んで学んでいけば、大企業といわれる会社がむかしは中小企業だったことや、
学生の就職希望ランキングに入っていた会社がその後、どうなっていたかなどがわかってくる。
そして、これから伸びる業界に就職すると面白い未来があるんだなと気付く。
大前研一氏も、DNAの南場智子氏も「マッキンゼーって何?」という時代に入社している。
ソニーの出井氏も、ソニーがベンチャーの中小企業時代に入社している。
一番、美味しい思いをするのは、そういう時代に入った人なのだ。
反対に、伸びきったあとで企業に入った世代がどうなっているか、
それをよく調べる必要がある。
いろいろと文句を言っている人は、そこまで調べたのだろうか?
そこまで動いたのだろうか?

私の経験上、努力はかなり報われる。
弱者と言われる人の傲慢さが鼻につく。
「努力しても報われない者がいる」、本当にそうだろうか?
それだけやったのか?
それだけ努力したのか?
弱い自分の存在を肯定するための言い訳ではないのか?
人間は承認欲求を満たすために、平気でウソを言う。
これは「主婦をバカにしてはいけない」「主婦程大変な仕事はない」という専業主婦ほど、「自分が市場で価値がない」とうすうす自覚しているのと同じで、実はその現実に気付いているのかもしれない。
言い訳が多い人は、がんばりきれない自分を否定されるのが怖いのだ。
しかし、私はあえて、そういう人を否定したい。
「がんばりきれない自分でも認めてくれ」という人を受け止めるのは、優しいようで、実は酷いことだから。そのままでは変わらない。彼らは、そのまま落ちて行くだろう。

残念ながらIQは遺伝する。
しかし、誰よりも努力して有名大学を卒業した人を何人も知っている。
彼らは、就職した後も、努力を積み重ねて、素晴らしい営業マンになっている。
世の中って、そんなもの。
努力はかなり報われる。
そこを否定してはいけないと思うのだ。

タニアのドイツ式部屋づくり―小さな空間ですっきり暮らす整理・収納のコツ [本]





タニアさん、素敵ですね。

私はフランスとは縁が深いけれど、ドイツとはまったく。
ドイツ語もできません。
ドイツ人の知り合いがいるから、ドイツの文化は少しだけ本を読んで勉強したけれど、まだまだ。

ドイツ人の収納は、すっきりシンプルに使いやすく、
つまり、合理的。

それにしても、タニアさん、素敵だ。

弱者にはご注意を! [思ったこと]

年末の大掃除もすべて終わった。
最近、驚いたことがあったのでメモしておきたい。
ある世田谷のお坊ちゃんが風俗絡みの人と結婚した。
もちろん出来ちゃった結婚。
親は大反対。結局、臨月で入籍した。
親はかなり葛藤があったようで、結局は父親が役所に婚姻届を出した。
母親はいつまでたっても、心の整理がつかなかったようだ。
男のほうも、これが「負け組婚」だとわかっている。
両親は一人っ子の彼を追い出すような形になってしまった。
近くに住むことすら許さなかった。

彼は年収1000万円以上。アラフォー。
結婚を夢見ていた。一人っ子で脇が甘い。そんな男性。
相手の女性にとっては、絶好の相手だったようだ。
地方の水商売・風俗関係の女性にとって
東京のお坊ちゃん、それも世田谷のお坊ちゃんとなれば、
またとないチャンスだと思ったのだろう。
学歴も、風俗以外で稼ぐ方法もない女性は手段を選ばない。
持参したコンドームには穴が開けられていたらしい。
標的になった彼は罠にはめられてしまった。

結婚後、彼はさっそく相手方の両親と妻にたかられている。
火遊びをした彼も悪い。
だが、その罰は酷いものだ。
働けど働けど、タカられる人生になってしまった。
「車を買ってくれ」「家をリフォームしたい」と
専業主婦(元風俗嬢)に勝手に貯金を使われる。
久しぶりに、この男の人の顔を見たけれど、
決して幸せそうには見えなかった。

一般に、弱者は純粋で真面目だけれど報われない人ということになっている。
だが、本当にそうだろうか。
子供のころから、純粋で真面目な人が勉強ができない、
そんなことがあるだろうか?
純粋で真面目な人がずっと貧乏、
そんなことがあるだろうか?
答えは「ない」だ。
純粋で真面目だったら、予習復習をすることで勉強ができる子供だっただろう。
仕事に関しても、どこかの段階で引っ張り上げられている。
低学歴や低収入といった「弱者」といわれる人たちの
悪い意味での「したたかさ」に気を付けないと大変なことになる。
彼の高学歴も、高収入も、もはや無駄だ。
死ぬまで、身なりも下品な妻とその親戚に悩まされることになるだろう。
別れるにしても、安くない養育費を支払うことになる。
メモをしていて、
サエコさんに24億円の養育費を請求されているダルビッシュを思い出した。
それと、発展途上国のピチピチの女の子と結婚して、その後、送金地獄になるオジさんたち。

ずっと不思議だったのだけれど、
男性の場合は差別や偏見が強い人のほうが幸せになっている。
私が知る最も恵まれた男の人は、むかし、
「ぼくはね、学歴があって、お金も稼げる職業に就いている女性としか結婚する気がないんだよ。
低学歴だったり、低収入だったりする女性と結婚はしない。
なぜって、そういう女性のバックにはそういう親がいるってことだから。
それなりの社会的地位や名誉、資産、そういうものを持っている親の娘だったら、それこそ東大や慶応を出ているし、親のコネもあるだろうから、それなりの職業に就いているんだよね。
そういう人と結婚したほうが、ぼくの将来も、人生も、素晴らしいものになると思う。
自分の両親だけでなく、義理のご両親のお力添えも受けられるんだから」
といった内容のことを言っていた。
私はそのとき引いたんだけれど、今だと理解できる。
ちなみに、この男の人は、ご希望通りの結婚をした。
しかも、奥さんは地味だけれど、品が良くて小柄なかわいい人。

ほかにも、
「低学歴な女、低収入な女は愛人でいい。
結婚は、それなりの家庭の女性でないと」
と言っていたエリート男。
「看護婦と結婚する医者は負け組。
結婚は、それなりの学歴があって、それなりの家庭の女性としたい」
と言っていた医者。
こんな酷いことを言っていた彼らは、
望み通りの女性と結婚して子供も授かり、
なぜか、とても幸せになっている。
そして、最近、気付いたのは、彼らが言っていたことは彼らの親(特に母親)が言っていたのだということ。
よく考えてみれば、お金の教育と配偶者選びの教育は、超富裕層が家庭でする教育の代表的なものだものね。普通の富裕層はここが抜けるから、破滅する子供が出てくる。

将来的に息子ができたら、私は自分の子供には、小さなころから、配偶者選びの基準を徹底的に叩き込もうと思う。超差別、超偏見だけれど、これを叩き込まれた男の人は幸せになっているのだから。
1、高学歴
2、高収入
3、地味(浪費家は論外)
4、親もそれなりの仕事をしている
5、家事ができる(海外留学・海外転勤を経験していれば間違いない)
6、子供を産む気がある(不妊治療をする気がある)
7、資産運用の勉強済み
これらの条件を満たす女性。弱者をウリにする女はダメ(こういう女にはウラがある)。
なかなかいないけれど、確実に存在して、彼女たちはルックス面でも努力している。
書きながら思ったのだけれど、
幸せな結婚相手を得るために、男の子には学歴や年収が必要なのかもしれない。
こういう女性にきちんと相手にされる男の子にするには、子供の頃からの教育が肝心な気がする。

とても逆説的なのだけれど、金目当ての結婚を避けるためには、お金を持っている女性と結婚するほかない。そして、お金を持っている女性も金目当ての結婚を避けようとするため、相手にされるためには自分もお金を持っている必要がある。

男は女の化粧を見破れない。
ルックスで選ぶと大変なことになりますよ。
そのルックスも多くの場合、作り物(偽物)だから。
ちなみに、この写真の女性は同一人物です!
http://www.nhk.or.jp/kawaii/locaspot/pic/loca_pic_111210.jpg

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